[プレスリリース]防爆無線LANアンテナ「WS-2400」発売

2007-01-25

2007年1月25日

防爆無線LANアンテナ「WS-2400」発売

この度、オリエントブレイン株式会社(大阪府吹田市:社長南出弘治)は、防爆エリアで使用可能な長距離無線LAN用の防爆アンテナユニット「WS-2400」を発売いたします。

近年、石油精製や石油化学等の危険物を取り扱うプラントでは、保安防災監視強化の為、プラント構内での無線LAN監視システムのニーズが高まっております。しかしながらロッドタイプ(棒状)の防爆アンテナは、到達距離や伝達データ量が少ない為、PC間データ通信や監視カメラ映像の伝送を行うには性能が不十分であり、また平面アンテナを耐圧防爆容器に収納した大型タイプでは、通信可能距離は約100m弱しかなく高コストもあいまって、構内無線LAN普及のネックとなっておりました。

WS-2400

産業用監視カメラ機器開発から監視システムのソリューションまでを手がける当社では、これらの欠点を克服した製品として、2.4GHz帯無線LAN(11b/g対応)用の小型軽量の防爆平面アンテナを開発し、販売を開始いたしました。従来、平面アンテナ自体の防爆化は困難とされておりましたが、当社では日本アンテナ、IDEC社の協力を得て、実用化に成功、防爆検定を取得するとともに、関連特許を申請中です。当社では初年度200セットの受注を目標としております。
「WS-2400」は、小型軽量安価で取り付けが簡単な上、通信距離はカメラ2台接続時の映像伝送で約600m、カメラ1台の場合で約1,200m、PC間のデータ通信であれば約2,000mの送受信を可能にしています。

また、当社ではWS-2400と組み合わせて使用する、防爆機能を備えた無線LANユニット「WT-3100」シリーズも合わせて発売しております。こちらには2.4GHz無線ユニットとカメラ映像のMPEG-4エンコーダを搭載し、同時にカメラ2台までの映像、音声、制御信号等のデータ伝送が可能で、無線アクセスポイントとしても使用が可能です。
今後もオリエントブレインではお客様のプラント監視のさまざまな問題点解決のご要望にお応えするべく、不可能を可能にする新しい技術開発とご提案を行ってまいります。

WT-3100